愛内里菜

NEW DVD
「PREMIER SHOT #3 CLIP & LIVE COLLECTION」

2005.7.27 On Sale!


 愛内里菜の人気DVDシリーズ『PREMIER SHOT』の最新作が7月27日にリリースされる。今回もこれまでの#1、#2に負けず劣らず充実の収録内容になっている。
 歌詞とシンクロさせつつも、しっかりとしたストーリーやコンセプトを持ったビデオ・クリップを作り続けている愛内。だからこそその裏側やメイキングなどを知ると、より一層楽曲に対して理解が深まると思う。メイキングには、夜中の3時にやっと終了した撮影の模様や、春先の寒い中にTシャツで街を歩き回る姿、ダンサーと一生懸命ダンスを合わせているリハーサル風景……、と作品だけを見ていては分からない裏側がたっぷりと収録されていて、どんなにハードな環境になっても真剣に挑んでいる姿が伺える。さらに合間合間には本人が撮影の状況やストーリーを説明している音声コメントもあるので、彼女自身がどういう気持ちを込めて制作に挑んだのか、どういうストーリーを展開しているのかが分かるようになっている。また「空気」には、シングルの初回限定として収録されていた貴重なクリップを収録。今となってはレアな映像なのでこちらも是非チェックして貰いたい。各クリップともに衣装が何パターンも用意されていて、個性的なセンスでファッショナブルに映像に彩りを与えている点にも是非注目して頂きたい。
 ライヴは、大阪にあるお馴染みのhills パン工場のライヴから3曲、京都文教大学の学園祭から3曲、今年の2月10日に横浜BLITZ、2月12日に大阪なんばHatchで行われたバレンタイン・ライヴから5曲をピックアップ。
 hills パン工場の「NAVY BLUE」では作曲者の川島だりあとのコラボレーションが聴ける。バレンタイン・ライヴでは彼女が目指した最上級のガールといったコンセプトがパフォーマンス面でも表現されていて、いつもよりグッと大人っぽくなった姿を見せている。hills パン工場、バレンタイン・ライヴ共にノリノリでいつもの愛内のライヴ空間といった感じになっており、オーディエンスの熱気も伝わってくるような熱いステージになっているが、学園祭ライヴは黒の衣装がクールさを感じさせているのか、何だかいつもとは違った表情が感じられて、それぞれのライヴの場所やコンセプトによって彼女自身の空気感も変化しているのだと実感。
 そして気付いたのがライヴはもちろんの事、クリップでも必ずあった「バンド」の映像。色々なストーリーで様々なカットがある中、絶対にどの曲でもバンドの演奏の中で歌っている姿が収められている。これは彼女の曲が以前よりも骨太でロック色を増してきたという証と言えるかもしれない。タフで可愛くてオシャレでどんな細部にもこだわりを持っていて……と、愛内里菜をトータルで知るためには、音のみではなくやはりこのような映像で確認してもらいたいと思う。もちろんライヴに行った方は思い出に浸るために、行けなかった方は予習の意味を込めて楽しんでもらったりと、観る側のそれぞれのストーリーに合わせてもフルに活用して欲しい。


愛内里菜

DVD
「PREMIER SHOT #3 CLIP & LIVE COLLECTION」

2005.7.27 Release


B-VISION
ONBD-7052 ¥3,990(tax in)