ライブレポート♪

2018年10月09日(火)

VALSHE 「和」を中心にしたまさに“絢爛”なVALSHEの世界を体現したライブツアー 多彩な楽曲織りなすその先の景色とは

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今年8月22日に「和」をコンセプトにした5th mini ALBUM「今生、絢爛につき。」をリリースしたVALSHEが、そのテイストを更に昇華させ、ひとつの物語として作り上げたLIVEツアー「YAKUMO」ファイナル公演を、10月6日マイナビBLITZ赤坂にて開催した。必ずしも和曲ばかりではないVALSHEの楽曲の数々たちは「YAKUMO」というまさに「和」を象徴したようなライブタイトルの中、どのような姿を見せ躍動していったのだろうか……。

LIVEは初めから予想を裏切る展開から始まった。
和太鼓と三味線の小気味良い調べが聞こえてくる。さながら寄席の出囃子を思わせるその雰囲気をそのままに、スクリーンに和服の男性が映し出され、「珀芝亭 八雲」と名乗る。突如現れた八雲の、楽しげで少し怪しい噺が始まった。八雲は「私の遠い遠い知り合いの知り合いに、「太郎」という男がおりましてね。」と、今回のVALSHEが扮する「太郎」という男について話し始める。どうしようもない遊び人だった「太郎」がたどった数奇な運命を辿る物語が動き出してゆく。

八雲の噺とクロスして、アルバムの序曲「出雲」として1曲目に収録されている「まそカがミ照るべき月ヲ白タえの誰か隠せる天ツ君かも」が流れ始め、今回のライブに登場するダンサーが曲に合わせて次々に登場してゆく。ここで早速のサプライズ。地方公演には出演していなかった、「今生、絢爛につき。」のMusicVideoに登場する女性“椿(大野愛)”と“牡丹(村井芽依)”が登場。観客はVALSHEの登場を待たず、大きな声援を送っていた。満を持してVALSHE扮する「太郎」が登場すると、BLITZのステージは一気に華やぎ、一層大きな・黄色い声に包まれた。
始まったのはもちろん今回のコンセプトの中核となる楽曲「今生、絢爛につき。」キレの良いダンスが終始入っている「和」ダンスチューンは、椿・牡丹に加え、今回のライブツアーを共に回ったダンサーNAOKI、Kyo-heyが加わったことで、さらなる絢爛さを帯びていた。
今回の衣装は和装が強く意識された、振袖のある赤と黄色と黒のコントラストが眩しいアルバムでも使用されたもの。動きの大きい振り付けに呼応して棚引くVALSHEの両袖はまさに絢爛そのものだった。
「今生、絢爛につき。」が終わるとそこはもはや別世界。ステージは「太郎」が過ごした街並みへと変貌を遂げていた。しかし、そこは過去とも未来ともわからず、様々な声が行き交っている。不思議な雑踏の中、流れ始めたのは「インスタント・セレブリティ」。今回のアルバムの中でも独特の雰囲気を放つ、淡々としたダンスチューンに合わせ、少しダーティな雰囲気の照明に合わせ、スタイリッシュなダンスが披露される。続いたのは「EVALUATION」と「vluger gem」のメドレー。東京公演で追加されたダンサーTAKAMASAとYU-TAを加えた久々の披露となる2曲に観客は大興奮。「EVALUATION」では煙管・扇子を小道具に加えたダンスにマイナーチェンジされており、今回のライブとの親和性が高められていた。
一度ステージを後にするVALSHE。始まったのは不思議な小噺だった。狐面をかぶったダンサー4人がその噺に合わせアクティングをする。「覆水盆に返らず。」という諺をオチに据えた「太郎」のとあるエピソードが披露された。次に始まる「激情型カフネ」への伏線となる形だ。「今生、絢爛につき。」の一つ前に発売された11th Singleの表題となっているこの曲は、「今生、絢爛につき。」の1000年後の話を描いたもの。男女の愛情・情念を失意と織り交ぜた激しい曲調のこの楽曲はやはり漆黒の衣装が似合うということだろう。「激情型カフネ」で使用された衣装に姿を変えた失意の「太郎」がそれまでの3曲とは違った憂いを含んだ表情で熱く歌い上げる。アウトロ部分で八雲の語りが挿入され、彼の失望が語られる。「世にも、無情だなあ…。」とVALSHEがポツリ呟くと、舞台は真っ暗闇に包まれた。
闇と調和するような静寂の中始まったのは「君がため」。VALSHEのアカペラから始まったこの楽曲はまさに失意の人間を象徴したような楽曲。続けられた「暗い夜の行き路」と共に、悲しみの感情が一気に押し寄せてくる。物語の一展開としてだけでなく、それぞれ独立したテーマ性を強く帯びているのがVALSHEの楽曲の強みだ。それまでの煌びやかな展開との落差で、それぞれの感情を強く揺さぶられた観客は、目や口をライブタオルで覆い、涙ぐむ人も多かった。「暗い夜の行き路」の最後で雨音が聞こえ始める。VALSHEの表情や歌声と相まって、冷たさすら感じるほどだった。
雷鳴が鳴り響き始まったのは「EXECUTOR」。曲調はロックテイストながら、黒のよく似合う、ダークな楽曲だ。徐々に激しさを取り戻してゆく展開に息を飲まれる。続けて最新のアルバム楽曲「PERSONA」へと繋がってゆく。装いを和装からスーツにジャケットという洋装に姿に変えたダンサーが登場し、アコースティックギターとドラムの絶妙なグルーヴ感の中、統率のとれたダンスがVALSHEの歌声をますます引き立てた。アウトロで再びVALSHEがステージを後にし、ダンサーのソロ・ダンスが披露される。4人各々ここぞとばかりに個性豊かなダンスを見せ、観客のテンションも見事なダンスに感化され、曲が終わる頃には失意の雰囲気からたち戻り、熱さを完全に取り戻していた。
「是は是、非は非として(感情を)吐き出した方が、実際スッキリするのかもしれない。」と八雲のナレーションを皮切りに始まったのは、失意の呪縛から解放された「太郎」の感情が爆発したような楽曲の数々だった。口火を切ったのは「羽取物語」。今回の「和」コンセプトに絶妙にマッチした和ロックだ。黒の下地に銀のスパンコールが全体にあしらわれたキラキラとしたライブ用の新衣装は、和のコンセプトを踏襲した陣羽織風の様相ながら、流行のファッションテープをふんだんに使用した新しさも感じさせる新旧一体のもの。手を振りあげるたびに棚引き光る衣装はステージに燦然と光輝いていた。続けて始まったのは「DOPE」。本来は重厚なシンセサウンドが印象的なゴリゴリのクラブサウンドの楽曲だが、今回のライブではアレンジが加わっていた。三味線と笛の音が追加され、男性の掛け声がはいった新たな一面を見せたクラブサウンドに一同大興奮。さらにその掛け声に合わせ、空手の型を思わせる力強い振り付けのダンスが加わり、会場の雰囲気は一気に縦ノリに。まくし立てるように続いたのはファン待望のコール&レスポンスが入るロック曲「microSOLDIER」。続いた「RADICAL COASTEЯ」では定番のタオルを振り回し、会場とVALSHEが一体となって熱い雰囲気を作り上げていた。衣装の羽織はVALSHEがステージで躍動するたびに、まるで鳥の翼のように裾を広げ、テープが羽のように美しく舞う。駄目押しの次曲はVALSHE楽曲屈指の激しいサウンド感を持つ「ジツロク・クモノイト」激しく明滅するストロボの演出が、1秒たりとも同じ表情を見せることのないVALSHEの様子を鋭利に切り取り、楽曲の激しさを更に強調していた。
怒涛のように通り過ぎた激しい楽曲にあてられた観客たちをなだめるかのようにヒグラシと爽やかな水音が聞こえてくる。「太郎」の数奇な物語もいよいよ終盤だ。「夕暮花火」は熱い夏が通り過ぎていくなんとも言えない哀愁と共に沸き起こる、純粋な気持ちを切り取ったストレートなバラード。直前までの激しい展開で汗だくになった観客は、過ぎ行く夏とこのライブを重ね合わせ、それを惜しむかのようにじっくりと聴き入っていた。
「ラストー!!!」。勢いよく叫んだVALSHEの声に呼応し始まったのは本編最後の楽曲「追想の理」。「ただ生きるそれは誰かの明日になる」と明日へ・未来への希望を込めたこの一曲はまさにこのライブを締めくくるにふさわしい一曲だ。拳を振り上げるように煽るVALSHEに全力で応え、大きな声を張り上げる会場は大きなうねりと共にステージ全体を一つにしていた。
冒頭と同じ囃子が流れ、小さく一礼をしてステージを後にするVALSHE。八雲の最後の語りが入る。「今生ってのは世知辛いねえ。なあ太郎さんよ、あの世ってもんはどれだけか美しいんだろうなあ?」と尋ねられた「太郎」の答えは、このライブを見終えた我々の気持ちを代弁するような、シンプルで、簡潔で、明快な一言だった。

「この世こそ、美しい。」

本編終了の余韻に浸るかのように穏やかで大きな拍手に包まれた会場は、徐々にアンコールの期待へと色を変えてゆく。
「アンコール!」の声をかき消すように突如サイレンが鳴り響くと同時に観客は大喝采。昨年のライブツアーを経て、すでに定番となりつつある通称「コドモ団」のコール&レスポンスからの「ドミノエフェクト」だ。コール&レスポンスも2018年仕様へと変更され、更にパワーアップした一曲がアンコール最初の楽曲ということで、会場は大いに盛り上がっていた。
「改めましてVALSHE LIVE TOUR 2018「YAKUMO」ファイナル公演へようこそ!VALSHEです!」と話し始めたVALSHE。「この日を待ち望んでいました。でも、始まってしまえば本当にあっという間に、駆け抜けるように本編が終わってしまいました。まだまだ楽しんでいきたいと思います!」と話すその顔は、本編の「太郎」とは違うVALSHEそのままの笑顔に包まれていた。今回は演出上、VALSHEとしてのMCは本編中にほぼ入らなかったこともあり、“演じきった”後の充足感を噛みしめているように感じられた。
「この(マイナビBLITZ赤坂の)広さ・空間だからこそ伝えられることがあるんじゃないかと思います。」と話して始まったのは「ラピスラズリ」。PCゲームのエンディングとして採用された爽やかなストリングス主体のバラードは、ライブ本編後の清涼感を体現するようだった。会場は楽曲イメージの青一色にペンライトの色が変わる。「青一色の景色はとても美しいです。今日もどんな風に見えるのかなと想像していましたが、想像以上に綺麗な景色を見ることができました。ありがとう。」と曲後にVALSHEはしみじみ語っていた。
トークの展開はライブツアー開始直前に発表され、会場で初めて販売されたCD「Are you Ready?」の話へ。「YAKUMOを作るにあたって、折り重なった景色の、その先を見たいと思ってこのツアーを企画しました。過去の経験からだけでなく、未知の世界・景色、見たことがないこと聞いたことがないことを見てみたいとそう思っていました。この楽曲も、予想がつかない景色を見てみたいと思って作りました。このツアーは「Are you Ready?」をやって初めてYAKUMOとして完成します。」
次の楽曲はもちろんその「Are you Ready?」。ノリの良い爽やかなロックソングは会場一体となって楽しめるコール&レスポンス付き。ダンサーも再登場し、思い思いに体を動かし、会場の雰囲気を思い切り楽しんでいるようだった。そのまま「Prize of Color」へと曲が映り会場は更にHAPPYな雰囲気に。地方公演はここでセットリストが全て終了となっていたのだが、ここでファイナル公演らしい展開に。
「みんなまだ終わりたくないんでしょ?おかわりほしいか!?」と観客を煽り始まったのはなんと、「今生、絢爛につき。」。冒頭の雰囲気とは少し違った、ダンサー・VALSHE・観客がそれぞれその場その時に感じたままに体を揺らし、このライブを楽しんでいる様子が、強く印象に残った。「また、楽しいこと・面白いこと・知らないこと・見たことないことを怖がらず一緒に未来へ、明日に向かって恐れずに進んでいきましょう!」と会場へ呼びかけ、大声援の中、「YAKUMO」ツアーは幕を閉じた。

単なるライブという一枠では語れない、まるで一つの演劇を見たような充実感に包まれたこの「YAKUMO」ツアーはその名の通り、VALSHEが作り上げてきたこれまでの楽曲たちが幾重にも折り重なり、その度にそれを見続け、応援してきたファンとの間で生まれた景色があってこその「八雲」の景色だった。これからVALSHEが織りなしてゆくであろう世界もまた、これまでとは違った新しい世界を見せてくれるに違いない。

この世というものは無情なものばかりで世知辛いものだと、確かにそう言い放ってしまうのは簡単で、実際のところ多くの人がそう感じているのかもしれない。しかし、少なくとも、VALSHEの世界を知っている我々にとってはやはりこの言葉がふさわしいのだろう。

「この世こそ、美しい。」

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<VALSHE LIVE TOUR 2018 「YAKUMO」ファイナル公演>
日程:2018年10月6日(土)  
会場:マイナビBLITZ赤坂
OPEN 17:00 START 17:30

〜出囃子〜
Op SE
まそカがミ照るべき月ヲ白タえの誰か隠せる天ツ君かも
M1 今生、絢爛につき。
M2 インスタントセレブリティ
M3 ■メドレー
EVALUATION/vulgar gem
M4 激情型カフネ
M5 君がため
M6 暗い夜の行き路
M7 EXECUTOR
M8 PERSONA
〜Dance solo〜
M9 羽取物語
M10 DOPE <和アレンジ ver.>
M11 microSOLDIER
M12 RADICAL COASTEЯ
M13 ジツロク・クモノイト
M14 夕暮花火
M15 追想の理
END SE

<Encore>
Ec1 ドミノエフェクト
Ec2 ラピスラズリ
Ec3 Are you Ready?
Ec4 Prize of Color
Ec5 今生、絢爛につき。

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◆VALSHEオフィシャルファンクラブ◆
「OVER THE HORIZON」
http://valshe-oth.jp/
お問い合わせ先 : info@valshe-oth.jp

<公式サイト>
http://valshe.jp
https://twitter.com/valshe9
https://twitter.com/OthStaff


2018年10月09日(火)

倉木麻衣「KYOTO COLLECTION Vol.1」出演!! 総勢150名の地元ダンサー&エキストラと 圧巻の豪華ステージ披露!!

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昨年「渡月橋 〜君 想ふ〜」をリリースし、京都観光おもてなし大使を務めている倉木麻衣。京都をイメージして制作された「渡月橋 〜君 想ふ」は大ヒットし、2017年を代表する一曲となった。昨年は15回目を迎える京都学生祭典のグランドフィナーレでスペシャルゲストとして参加、また京都織物卸商業組合野瀬理事長より「きものの日PR大使」にも任命され、2018年10月5日には「ニュイ・ブランシュ KYOTO 2018」に門川大作京都市長と共に登壇し、京都の魅力を改めて世界に発信した。
京都市を代表するイベントへの出演が相次ぐ倉木が新たに出演したのが、今回が初開催となる「KYOTO COLLECTION Vol.1」だ。『和』をテーマにしたファッション&エンターテイメントとして満を持して開催されたこの一大イベントに、アーティストとして唯一の出演を熱望され、その期待に応えるべく熱いライブを繰り広げた。
記念すべきステージのために用意された衣装は、京都が世界に誇るデザイナー菅井英子氏(デコジャパン)によるドレスだ。和と洋の、そして新旧の素晴らしさがクロスオーバーしたオリジナリティが高いデザインが定評のある菅井英子氏。この日のドレスは軽やかでハリのあるナイロンに水墨画のような手書きのデザインが入れられた一着。華やかな登場感と合わせて味わい深さも兼ね備えた水墨画と軽やかなナイロン地のコンビネーションは今までにない美しさで、スカートは動くたびにフワッと美しい曲線を描き、正に和と洋の融合、伝統美とハイテクの融合が生み出した絶妙な一着となっていた。
そしてこの日のために集められた選りすぐりの地元ダンサーは何と総勢150名。倉木の代表曲、そしてこの日初披露となった新曲に合わせ華やかなステージに彩りを添えた。
まず1曲目の披露となったのは倉木麻衣を代表するデビュー曲、「Love, Day After Tomorrow」。曲に合わせたカジュアルな白い衣装で登場したダンサーは男女混合の30名以上。元気いっぱいのキレのいいダンスパフォーマンスは1曲目に相応しく、軽やかにステージを盛り上げていった。そしてMCでは、
「京都観光おもてなし大使を務めさせていただいています、倉木麻衣です。今日は素晴らしい、『KYOTO COLLECTION Vol.1』にお招きいただき、とっても嬉しいです。ありがとうございます!
京都は学生時代から過ごさせていただいて本当に大好きで、京都にまつわる楽曲も作らせていただきました。昨年は嵐山にある渡月橋をイメージした曲を、そして今年は京都をイメージした花舞う季節の花々に想いを込めて『花言葉』という楽曲を制作しました。その曲は京都市政CMの動画にも使用いただいています。」
と語った倉木。
続く2曲目は昨年のヒットシングル「渡月橋 〜君 想ふ〜」。真っ赤な衣装に身を包んだ30名以上のダンサー達はゆらりとした楽曲にメリハリのある舞を合わせ、この楽曲に艶やかな魅力を加えていった。3曲目はこの日初披露となった「花言葉」。同じく京都をイメージしたこの楽曲には真っ白の衣装に身を包んだダンサーが美しい傘の演出も交えて披露。ドラマチックな楽曲にぴったりなうっとりするようなステージに、会場は魅了されていった。最後は会場も一体となってのアップナンバー「Stand Up」。最後は約150名のダンサー、エキストラ総出演による華やかなフィナーレとなり、会場は惜しみない拍手を送り続けた。

今週10日には倉木麻衣初のコンセプトアルバム、「君 想ふ 〜春夏秋冬〜」がリリースされる。四季折々の景色が目に浮かぶような、ドラマチックな展開が美しい全8曲が収録されている。このアルバムは「映画を観るように楽しんでほしい」と倉木本人が語るように、曲から想いを巡らせてストーリーを楽しむように味わいたい一枚になっている。

今年12月からいよいよ突入する20周年YEARを目前に、まだまだチャレンジし続ける倉木麻衣。
京都の顔として、そして日本を代表する歌姫として、活動の場は広がるばかりだ。

【リリース情報】

タイトル:『君 想ふ 〜春夏秋冬〜』
発売日:2018年10月10日(水)

〈初回盤:春:CD+特典DVD〉
品番:VNCM-9038
価格:3,240円(税込)

〈初回盤:夏:CD+特典DVD〉
品番:VNCM-9039
価格:3,240円(税込)

〈初回盤:秋:CD+特典DVD〉
品番:VNCM-9040
価格:3,240円(税込)

〈初回盤:冬:CD+特典DVD〉
品番:VNCM-9041
価格:3,240円(税込)

〈通常盤:CD〉
品番:VNCM-9042
価格:2,700円(税込)

収録曲:初回盤・通常盤共通
1.「Light Up My Life」
(PlayStation®4 / Nintendo Switch™用ソフトウェア『戦場のヴァルキュリア4』主題歌)
2. 「Be Proud 〜we make new history〜」
(日本ユニシス創立60周年記念ソング)
3. 「花言葉」
(三菱録画テレビ REAL 4K イメージソング)
(京都市政CMソング)
(日本テレビ系「バズリズム02」9月オープニングテーマ)
4. 「WE ARE HAPPY WOMEN」
(HAPPY WOMANテーマソング)
5. 「Do it!」
(名古屋ウィメンズマラソン2018 公式応援ソング)
6. 「真っ赤な傘 〜京都の雨〜」
7. 「今宵は夢を見させて」
(NHK総合テレビ アニメ『つくもがみ貸します』エンディングテーマ)
8. 「渡月橋 〜君 想ふ〜」
(劇場版「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」主題歌)
(読売テレビ・日本テレビ系全国ネット「名探偵コナン」エンディングテーマ)
特典DVD:初回盤(春・夏・秋・冬)共通
「花言葉」
「今宵は夢を見させて」
「渡月橋 〜君 想ふ〜」
Music Clip収録!!

〈アルバム詳細はこちら!〉
http://mai-kuraki.com/information/index.html#entry180824

【倉木麻衣「花言葉」4K HDR  ミュージックビデオ(Full Ver.)】
https://youtu.be/49mz5_E8Doo

【倉木麻衣「花言葉」ミュージックビデオ(Full Ver.)】
https://youtu.be/BHXYD3t5CLU

【倉木麻衣「今宵は夢を見させて」ミュージックビデオ(Short Ver.)】
https://youtu.be/41Y608v3_XA

【「きょうを、素晴らしく」特設サイト】
http://kyosuba.jp
〈 公開動画 全6篇 〉
●「ART.KYOTO」篇(30秒) YouTubeURL: https://youtu.be/_tB5sYYucGU
●「LIVE.KYOTO」篇(30秒) YouTubeURL: https://youtu.be/vQdqYTrTqDQ
●「GROWTH.KYOTO」篇(30秒) YouTubeURL: https://youtu.be/aVGpanABEQA
●「ECOLOGY.KYOTO」篇(30秒) YouTubeURL: https://youtu.be/wNj3q1zqhZ0
●「SAFETY.KYOTO」篇(30秒) YouTubeURL: https://youtu.be/hH4PEnZmDXw
●「WATER.KYOTO」篇(30秒) YouTubeURL: https://youtu.be/Z92ncIU361c

〈 「きょうを、素晴らしく」メイキング映像 〉
YouTubeURL: https://youtu.be/TFE1frppttI

【Mai Kuraki Live Project 2018 "Red it be 〜君想ふ 春夏秋冬〜"】
10月13日(土)千葉成田国際文化会館 大ホール
10月28日(日)大阪大阪国際会議場(グランキューブ大阪) メインホール
11月1日 (木)東京東京国際フォーラム ホールA
11月11日(日)名古屋日本特殊陶業市民会館
http://www.mai-kuraki.com/live/index.html

【全国各地のパルコ館内外に倉木麻衣ビジュアル&ムービーが登場!】
撮り下ろしたビジュアル&ムービーが全国のパルコ10店舗にて期間限定で登場します。
艶やかなアートメイク、さらにデビューシングル「Love, Day After Tomorrow」の中国語バージョンを使用したスペシャルムービーなど、パルコオリジナルコンテンツを館内外にて展開します。
■期間:10/1(月)~ 10/14(日) 14日間
■会場:札幌・福岡・池袋・名古屋・上野・吉祥寺・仙台・広島・静岡・浦和 10店舗

【「倉木麻衣LIMITED SHOP」期間限定オープン!】
倉木麻衣本人監修による会場限定グッズを期間限定で販売します。
■期間:10/1(月)~10/10(水) 10日間
■会場:池袋・札幌・福岡・名古屋 4店舗

「仓木麻衣×PARCO」特設サイト
http://www.parco.jp/mai-kuraki/

「仓木麻衣×PARCO」スペシャルムービー
https://www.youtube.com/watch?v=RWDjg948RXE


2018年10月01日(月)

DFT presents「音都 〜NEO ROCK from KANSAI〜」 ライブレポート

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2018年6月17日に行われた「DFT presents 関西ネオロック 〜お好み音楽焼き大演会〜」から3ヶ月、DFT(=DOJIMA FORUM TEAM)が送る、無料ライブイベント第二弾DFT presents「音都 〜NEO ROCK from KANSAI〜」が9月17日(月・祝)に開催された。前回のライブ終了時に予告されていた啓示的な宣言、
音都 〜NEO ROCK from KANSAI〜「風は西から吹いてくる 空気は西から変わり始める」。
 その変化をより加速させるべく、オープニングはいきなり「音都」大阪のイメージ映像が流された。
 大阪は、音の都となる=「音都」、そのシーンを牽引するのはDFT(= DOJIMA FORUM TEAM)だという決意を引っさげて、この日登場したのはQyoto(キョウト)、dps(ディー・ピー・エス)、砂糖ココアとHinawa銃(サトウココアトヒナワジュウ)、CROSS LORD(クロスロード)、そして新鋭 magenta blue(マジェンタ・ブルー)の5組だ。
 まず登場したのは、初出演magenta blue。松山大徒(Vo)とKEI(G)を中心に結成された4人が奏でたサウンドは、流行のエレクトロ・ダンス・ポップ。マルーン5、ザ・チェインスモーカーズに通ずるダンサブルでポップなスタイルが、先進のロックバンドのフィールを醸し出す。「Distance」「タイムマシン」とブラックアイドソウル的な要素や松山のエフェクトをかけたファルセットボイスの使用も斬新、さらに「Baby And I love you」ではEDM的な要素も。4曲でステージを後にしたが、クールで新しいスタイルのロックの可能性を感じさせるバンドだった。
 続いては、平均年齢20歳のトリオバンドCROSS LORD。前回の初出演時には始めから激しいロックサウンドをかき鳴らしていたが、今回のオープニングでは、Voの基が軽快にギタレレを抱えて登場。明るくカリビアンな新曲「SAVANNA」を披露。サビで「サバンナ!」と力強く歌うシーンが印象的だ。2曲目の「Banana Shake」も新曲、かつ新境地を開くナンバー。また、「Where is My Cellphone」はよりブラックなフィーリング、ライブ定番曲でもある「Taking Pain」「Merry-Go—Round」もただ激しいだけではない洗練さが加わり、バンドとして一回り大きくなった演奏を聴かせてくれた。たった3ヶ月にして成長度著しい姿を見せたCROSS LORD、各楽曲のメロディーもキャッチーなだけに今後新進バンドの「台風の目」となる可能性大だ。
 CROSS LORDから、転換はサンタナ「ブラック・マジック・ウーマン」のフレーズをなぞりながらメンバーが入れ替わっていく。 
 3番手はこちらも2回目の出演、砂糖ココアとHinawa銃。パイレーツ姿のメンバーの衣裳も雄壮な出で立ち。1曲目はドラマティックな「Burning the soul」。砂糖ココアの情熱的なヴォーカルが印象的なナンバーだ。「私たちは、女性ならではの心情を歌うガールズバンドです」と宣言。大好きだった彼氏が浮気をして浮気相手の彼女としていたペアウォッチをぶっ壊す「あなたの腕時計」の歌詞の衝撃度の凄まじさ。不穏な空気感のまま「浮気をするのなら彼女より可愛くて 美人でスタイルのいい子にしなよ」へ。勢いよくドクロの旗が振りかざされ、力強いフレーズが響く。さらに可愛らしい歌詞と演奏ながら、内実はストーカーを歌うというグロテクスなイノセンスを表現した「ついて行くわどこまでも」、ヘビーメタルとオペラが融合したような「オンナの世界」のおどろおどろしき重厚サウンド、前回よりさらにパワーアップしたガールズバンドの真骨頂を見せてくれた。演劇的演出もさらに深化し、さながら新世紀の「ダークサイド・オブ・ザ・プリンセス」の称号は彼女らのためにあるようだ。新加入の女性ドラマーの貢献度も必見だ。
 そして、「Bring It On Home To Me」のフレーズ回しから転換、4番目に登場はつい先日メジャーデビューが発表されたばかり、ネオ・ハードロックバンドの雄、dps。
 前回は、ギタリストの森丘直樹が不在だったが、今回から復帰。サポートギタリストとキーボードを加えての6人編成で登場。真っ黒なコート姿で颯爽と登場したヴォーカル木村涼介。「堂島—!!」という煽りから激しく始まった「さよなら愛しい日々よ」、続く「Dive into the Stage」の衝撃度。激しい川村篤史のドラミングに野太い安井剛志のベースが絡み、畳みかける森丘のヘビー・ディストーションギターリフ。ハイボルテージな演奏の中で繰り広げられるアクロバティックな超高速ギターソロの妙技が、スゴい。dpsの強みは、ハードなサウンドでありながらメロディーはキャッチー、特にサビメロディーの耳馴染みの良さは特筆もの。「いっそ全部ぶっ壊して、真っ逆さまに落ちていって」「オレンジみたいな昼下がり」も一度聴いたら覚えて歌えてしまう魅力がある。そして、いち早く11/7にリリースされるメジャーデビュー曲「タイムライン」も披露。この曲、切り込むギターリフから、早口のラップみたいな歌い出し、サビの美メロとなかなか吸引力抜群なのだ。最後は、こちらもdpsアンセム曲となる「一発逆転」。サポートキーボードがドラムに加わり、ダブルドラムで繰り広げられた圧巻の迫力、いよいよロックのDNAを継承するニュージェネレーション・バンドの誕生、dpsの時代到来か!?を印象付けた。
 ジャズの名曲「Take Five」から転換していったのはQyoto、サックスRYOTA.とヴァイオリンHIROKIがソロを奏でていたのが印象的だった。
 ヴォーカル中園勇樹が自信たっぷりで歌い出した1曲目は2ndシングル曲「It’s all in the game」。Qyotoならではの華やかさを感じさせるJ-POPソングだ。さらに続けてデビューシングル曲「太陽もひとりぼっち」を惜しげも無く披露してくるのはバンドの余裕の表れか。確かに今時ブリティッシュトラッドスーツを着こなして登場するバンドも珍しいが、それが堂に入っていて会場の堂島リバーフォーラムのイメージにフィットしている。
 そうしてバラード曲「薔薇とシャンパンの日々」、これぞ美メロJ-POPの王道ソング。甘く軽くスウィングしている「I’m a looser」も最終曲「君と僕とアクロス・ザ・ユニバース」にしても、Qyotoはあくまで真っ当なJ-POPを直球勝負で追求するロックバンドだ、ということを裏づけたライブだった。
 それにしてもだ、前回からたった3ヶ月間でバンドというものはこんなにも進歩するものだろうか。Qyoto、dps、砂糖ココアとHinawa銃、CROSS LORD、どれもがバンド力、技術力、ヴォーカル、ライブ・パフォーマンス、モチベーション、ポテンシャル全てが上向きに突っ走っているのは驚きだった。
 ライブ終了後は、今回もMC車谷啓介(そして新人メイメイ)が登場。次回は11/17(土)3度目のDFT「音都 〜NEO ROCK from KANSAI〜」の開催を宣言。出演者は、Qyoto、dpsのレギュラー陣に加え、-真天地開闢集団- ジグザグ、甘い暴力のV系バンド2組、そして植田真梨恵のベテラン勢も参加。さらにまだ出演者が増えるという。しかも、なんと次回もこの内容で無料イベントなのだ!
 一体どこまで本気を出すのかDFT、関西からのロックの波はもはや胎動では済まされない。来たるべき次の世紀、世代への新たなる足がかりだ。
 地震に台風、天変地異が数多く発生、関西&日本列島を襲った2018年。音楽シーンの地殻(=知覚)変動ももはや止められないところまで来ているに違いない。

■9/17 DFT presents「音都 〜NEO ROCK from KANSAI〜」出演バンドプロフィール

□ Qyoto(読み:キョウト)
中園勇樹(なかぞのゆうき)(Vo)、HIROKI(Vn)、TSUCHIYA(Gt)、TAKUYA(Ba)、KENSUKE(Dr)、RYOTA. (Key, Sax)からなる京都出身のバンド。京都の現役大学生、中園勇樹・HIROKIを中心に2016年結成。
ボーカル中園の豊かな感情表現・質の高い爽やかなバンドサウンドが注目を集め、2017年8月23日に1st シングル「太陽もひとりぼっち」(フジテレビ “ノイタミナ” TVアニメ「DIVE!!」オープニング・テーマ)でメジャーデビュー。
【Official website】http://www.qyoto.jp

□ dps(読み:ディー・ピー・エス)
木村涼介(きむらりょうすけ/Vo)、森丘直樹(もりおかなおき/Gt)、安井剛志(やすいつよし/Ba)、川村篤史(かわむらあつし/Dr)からなる4人組ロックバンド。dpsは「d-project special」の略。大阪を拠点に活動を続ける若手ミュージシャン達が集結し、始まった“d-project”の第1弾作品である「d-project with ZARD」(ゲストボーカル:大黒摩季)のレコーディング時に集められたスペシャルメンバーを中心に2017年結成。若干20歳の木村のパワー・ヴォーカル、森丘直樹の超絶早弾きギター、安井と川村の鉄壁のリズム陣、ハードロックを基調とした正統派ロックバンド。
【Official website】http://d-p-s.jp

□ CROSS LORD(読み:クロスロード)
基(Vo)、尚虎(Gt)、歩夢(Ba)からなる滋賀県出身ロックバンド。
平均年齢20才、深みある基のボーカルと尚虎と歩夢が奏でるタイトなバンドサウンド、そしてキャッチーなメロディーが交錯する新世代のパワーロック・バンド。
【Official website】http://crosslord.jp

□ 砂糖ココアとHinawa銃(読み:サトウココア ト ヒナワジュウ)
種子島出身の砂糖ココア(Vo)を中心に、彼女の出身地からモチーフを得たバンドHinawa銃からなる。Hinawa銃のメンバーは、itsuka(Gt, Cho)、かきぎこころ(Ba)、北川加奈(きたがわかな/Key, Cho)。2017年結成。華やかなビジュアルとは裏腹に、ヘビー&ワイルドに女心を伝えるビター系ロックバンド。
【Official website】https://hinawaju.wixsite.com/hinawaju

□ magenta blue(読み:マジェンタ ブルー)
松山大徒(Vo)、KEI(Gt)を中心に結成。
それぞれがコンポーザー、アレンジャー、プレイヤーとしても活動する中、楽曲制作を中心にスタート。2018年より川浪啓太郎(Ba)、興梠誠祈(Dr)を加えた4人編成となる。
【Official twitter】https://twitter.com/magentablue_jp

■DFT(= Dojima Forum Team)とは
大阪キタ・中之島に位置する多目的ホール「堂島リバーフォーラム」が、関西発の新しい音楽の才能を全国に送り出すために立ち上げたプロジェクト。ここから新しい才能を発掘し、ホール、出演者、主催者が一丸となって全国区となるアーティストを紹介、日本の音楽シーンの再復興を促していこうという試みである。
*DFT official site:http://dojimaforumteam.jp
*DFT LINE@:@dft_info
*DFT Twitter:@DFT_INFO
*DFT facebook:https://www.facebook.com/DFT-615042385522416/ 

■NEXT LIVE
「DFT presents 音都 〜NEO ROCK from KANSAI〜」
日時:2018年11月17日(土)
ロビー開場:13:30
開演:15:30
会場:大阪府/堂島リバーフォーラム
出演:植田真梨恵 / Qyoto / dps / -真天地開闢集団-ジグザグ / 甘い暴力 / O.A. RICO KUSUDA with Sensation / and more…
料金:入場無料 (整理券配布)
当日、整理券の配布を予定しております。
詳細は後日DFTオフィシャルサイト、LINE@等でお知らせ致します。
※整理券をお持ちでないお客様も御入場可能です。

注意事項:
※開場・開演時間は変更になる場合がございます。
※会場の混雑状況により入場規制を行う場合がございます。あらかじめご了承ください。
※大阪府青少年健全育成条例により、16歳未満の方は19時以降 保護者の同伴が必要となります。
※未就学児童入場不可。

※TOPの掲載写真は11/7に「タイムライン」でメジャーデビューを果たすdsp


2018年08月10日(金)

焚吐「焚吐リアルライブ・カプセル Vol.3〜解放運動〜」 2018.7.31 @渋谷WWW LIVE REPORT

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5月にリリースしたミニアルバム『呪いの解けた日』のオフィシャルHP用のインタビューをした際、焚吐の変化を如実に感じていた。
「ライブ、本当に頑張りますので、よろしくお願いします!」。帰り際、彼から自発的に発せられた言葉だ。内向的でおとなしいイメージの彼が、自らそのようにアピールしてきたことが非常に強く印象に残っている。実際どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。大きな期待を持って、7月31日、アルバムを携え東名阪で開催してきたツアーのファイナル公演となる会場、渋谷WWWに向かった。

開場と共にみるみる埋め尽くされてゆく渋谷WWW。400人以上がひしめき合い、場内は熱気で溢れかえっていた。
開演19時が訪れ、不穏なSEの中バンドメンバーに続いて登場した焚吐は決意みなぎる表情を客席に向けて『呪いが解けた日』のオープニングを飾る「コントロール・ミー」で幕を開けた。1曲目からステージをアクティブに移動しながら歌い、その勢いのまま「クライマックス」「子捨て山」と攻撃的なナンバーで一気に熱量を上げていった。さらに「グリンプス・グランパ」の間奏では「これから声出していくぞ!ついて来れるか!」と挑発し、ライブ冒頭からコール&レスポンスを交えて一体感を高めていった。そしてデビュー曲「オールカテゴライズ」のイントロが流れるとオーディエンスから一斉に歓声が上がり、それに応えるかのように持ち前の伸びやかな歌声を響かせた。

「ようこそ! とうとう始まってしまいましたファイナル。燃え尽きたいと思いますので最後まで楽しんでいってください。ところで皆さん水分補給ちゃんとしてくださいね。」と気遣った後、「毎回恒例の全然関係ない話をしていいですか?」と、最近ハマったという“クロワッサンたい焼き”の話でたっぷり盛り上げ、一気に客席との距離を縮めていった。

続いてアコースティックギターの弾き語りからバンドサウンドへと展開していくスペシャルアレンジで届けた「ふたりの秒針」、ピアニカのハートウォームな音色に心を弾ませ、客席からは自然とクラップが起こった「黒いキャンバス」、軽快にリズムを刻む「ティティループ」と続けたところで、バンドメンバーは一旦退場。焚吐1人ステージに残りアコギの弾き語りコーナーへと移っていった。みやかわくんとのコラボCD「神風エクスプレス」に収録されたカバー曲「アイロニ」を、この日は焚吐オンリーヴァージョンで披露すると、会場中が早くも陶酔感に包まれた。

「次の曲はこのワンマンツアーで初披露する曲です。僕は人との繋がりが常に大事だなと思っています。そんな中で“別れ”ってあるじゃないですか。部活の引退、学校の卒業、親しい人の旅立ち、死者との離別……そういった沢山の別れがあります。僕自身高校2年生の時に母親が他界し、心のどこかに穴が空いたような感覚がずっとありました。皮肉なもので失ってから人との繋がりの大切さを思い知らされたというか、これだけ喪失感があるということは、母親のことをどれだけ大事に思っていたのかという事に気づかされました。今まで母親に対して曲を作って皆さんにお聴かせすることがなかったんですけど、今回のツアーのために作ってきました。聴いてください。」

そう静かに語り、母親への思いを吐露したバラードナンバー「魔法使い」を情感溢れる歌声で届けた。
深い余韻が漂う中、バンドメンバーが戻ってライブは後半へ。一段と訴求力を高めた「返してよ」で圧倒すると、照明が激しく点滅し、焚吐は両手でマイクをがっしりと握りしめ、シリアスかつ、エモーショナルにポエトリーリーディングを放った。満場のフロアを覆い包み込む重厚な空気。しかしそれを打ち破るかのように、「返してよ」と対になるアルバムのタイトルナンバー「呪いが解けた日」を、生命力漲るバンドアンサンブルに乗って力強く歌い上げた。

「このツアーで一番伝えたいことを立て続けに演奏させて頂きました。今回のツアーで何を皆さんに伝えればいいだろう? 5月に出したミニアルバムで伝えてきれていないことって何だろう? 生の声だからこそ伝えられることって何だろう?と考えながら沢山準備をしてきました。葛藤も沢山ありましたが、だからこそ今日のライブは楽しいです。」

相当な思いと覚悟を持ってこのツアーに挑んできたことを窺わせ、そして「青い疾走」「君がいいんです」「神風エクスプレス」と、タオル回しやシンガロングを交えながら立て続けに披露し、フロアを熱く躍動させ、本編の幕を閉じた。

温かなアンコールの声援に迎え入れられ、グッズTシャツに着替えて再びステージに戻ってくると、まずは鮮烈なロックチューン「僕は君のアジテーターじゃない」を届けた。
チームワークの良さを窺わせたサポートメンバー紹介の後は、洋楽のグルーヴを感じさせるエキゾチックなナンバー「モラトリアム」で懐の深さを覗かせ、さらに名曲「夢負い人」で、ソングライティングの高さやヴォーカリストとしてのポテンシャルの高さを改めて浮き彫りにした。

「14歳の時、生活の大半が孤独を締めていて、自分には味方なんて1人もいないなと本気で思っていました。そして今21歳の僕は、100%幸せですかと訊かれると全然そんなことはなくて、あの頃と同じような悩みや孤独を抱えて生きてるという実感があります。でもこうして皆さんの前で歌ったりお話している時だけは唯一忘れる事ができて、この時間がいつまでも続けばいいなとライブの度に思っています。皆さんの中にも僕と同じように孤独や不安を抱えてここに来ている人が沢山いらっしゃると思いますが、ライブの間一瞬だけでも忘れてくれていたならこれほど嬉しいことはないし、それができたあなたには先天的に孤独に打ち勝つ力があると思います。」

楽曲のみならず、言葉でも常に真摯な想いを伝えてきた焚吐。しかしデビュー当初のモノローグ(独白)型から、ダイアローグ(対話)型へと明らかに気持ちの変化が見て取れる。彼が曲を作り、歌を歌う意味は、いつしか内側から外側へと矛先を変えていたのだ。

そんな彼が最後に選んだのは「時速40000kmの孤独」。先ほど語られた思いがそのままリアルに描き出されたかのようなナンバーをタフネスに歌い上げ、歓喜に包まれる場内に感動のクライマックスが訪れようとした。が、その時!!
「すみません。物足りないからもう1曲やっていいですか?」と、思いがけない展開にオーディエンスはどっと沸き返った。そしてこの日のオーラスナンバー「泣き虫レイニー」を届けられた。
去り際、3周年記念ライブの決定が告げられると、客席からは「おめでとう!」の嵐が焚吐に向けられた。その光景にこの上ない笑顔を咲かせ、何度も「ありがとうございました。またお会いしましょう!」と、おじぎを繰り返す焚吐。互いの思いを交錯させながら、最後までかけがえのない時間が刻まれてゆき、2時間を超えるライブはとうとうフィナーレを迎えた。

取材時の言葉通り、全身全霊で挑んだ今回のライブは、挫折や孤独という呪いから解き放たれた、「過去」でも「未来」でもない「現在」の焚吐にしか表現できない、大きな分岐点となるような特別なステージだったに違いない。
また、格段に増した表現力と、ファン層の広がりを明白に感じさせるツアーにもなった。この収穫を糧に、人として、アーティストとして、今後どのような成長を見せていくのか。まずは11月26日に決定した3周年ライブに期待したい。
(text by music freak magazine編集部)

<SET LIST>
01. コントロール・ミー
02. クライマックス
03. 子捨て山
04. グリンプス・グランパ
05. オールカテゴライズ
06. ふたりの秒針
07. 黒いキャンバス
08. ティティループ
09. アイロニ
10. 魔法使い
11. 返してよ
12. ポエトリー
13. 呪いが解けた日
14. 青い疾走
15. 君がいいんです
16. 神風エクスプレス
<ENCORE>
17. 僕は君のアジテーターじゃない
18. モラトリアム
19. 夢負い人
20. 時速40000kmの孤独
21. 泣き虫レイニー

焚吐 3周年記念ライブ 〜リ・リ・リボーン〜開催決定!!
日時:2018年11月26日(月) 
OPEN:18:30/START:19:00
会場:東京・TSUTAYA O-WEST
お問い合わせ:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999

【チケット】
オールスタンディング 4,000 円(税込)
※ドリンク代別途必要
※未就学児のご入場はお断りいたします
一般発売日:2018年11月3日(土)

■焚吐OFFISIAL WEBSITE
http://takuto-official.com


2018年08月07日(火)

植田真梨恵インディーズデビュー10周年。インディーズ時代の楽曲のみ22曲を熱唱したアニバーサリーライブをレポート!

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2008年7月30日に『退屈なコッペリア』でインディーズデビューを果たした植田真梨恵が、10周年記念ツアーファイナルをデビュー日にあたる7月30日に新宿ReNYで開催した。
福岡県久留米市で生まれ育った彼女は幼い頃から歌手になることを夢見続け多くのオーディションに挑戦。中学3年生の時に現在所属するレコード会社主催のオーディションで優勝し、中学卒業と共に単身大阪へ移住して本格的に音楽活動を開始した。シンガーを夢見ていた少女は必要にかられるように自らソングライティングをするようになり、すぐにその才能を開花させる。また元々絵を描いたり、手芸をするなどのクリエイティブも好きだった彼女はジャケット写真やミュージックビデオを始めとしたアートワークもセルフプロデュースし、時には自らが制作するというマルチな才能を発揮して、オリジナリティ溢れるアーティストへと成長し続けてきた。
そんな多才な彼女がこの日のステージで見せたのは、MCは最小限、凝った演出やセットも特になく、ただただストレートに歌で思いを届けるという、圧倒的な歌力と情熱をぶつけた孤高の姿だった。

デビュー当時のテレビ番組でのインタビュー音源が場内に流れた後、バンドメンバー・いっせーのーで、北田慧(G. / magenta blue)、麻井寛史(B. / Sensation)、車谷啓介(Dr. / Sensation)、西村広文(Key. / アカシアオルケスタ)に続いて、肩口に大ぶりなフリルのついた白いチュニックに、ジーンズ、白いスニーカーという衣裳で登場すると、テレキャスターデラックスを抱え「未完成品」からエネルギッシュに幕を開けた。殺気立つほどの空気を纏って、湧き上がる感情を吐き出すかのようにエモーショナルな歌声を響かせて「きえるみたい」「ハルシネーション」と続けた後、この日初めてのMCへ。

「本日は平日の中、ようこそいらっしゃいました。7月30日の今日で、10年目の植田真梨恵です。どうぞよろしくお願いします。たっぷりやりますんで、最後まで楽しんでいってください。」

まるで決意表明のような毅然とした口調から今日が彼女にとって特別なライブであることを窺わせる。そしてここからMCを挟まず、インディーズ時代に産み落としてきたバラエティー豊かな楽曲たちを12曲続けてドロップ!! 激しいバンドサウンドで攻め立てた「センチメンタリズム」、北田とのユニゾンコーラスも聴き心地よかった「ミルキー」、久しぶりのライブ披露に沸いた「G」、植田ならではのソングライティングセンスが光る「中華街へ行きましょう」、アコギを弾きながら伸びやかな歌声を届けた「シンクロ」、手拍子とラララのシンガロングでクライマックスを思わせる盛り上がりを見せた「カーテンの刺繍」。そして、情感溢れる歌声で会場の空気を一掃したバラードナンバー「優しい悪魔」、アウトロでサウンドが急展開、車谷の激しくパワフルなドラムも圧巻の「愛と熱、溶解」と場内を掌握していった。さらに「壊して」「旋回呪文」「メリーゴーランド」「飛び込め」とインディーズ時代の植田を象徴する感情だだ漏れナンバーが怒濤のごとく叩き付けられていった。日頃落ち着いた印象の強いベースの麻井もこの日ばかりは荒々しくアクトしながら、しかし感情に流されずいつも通り安定したプレイでサウンドを支えていた。

「みなさん楽しんでいますか? インディーズ時代の曲を歌いながら、何回も“あ〜この時こんな気持ちだったな”と思いながら歌を届けています。今日のフラッシュバック率がすごい!!
ずっと自分がかっこいいなと思う曲を作りたくて、私は自分の思いしか歌えないからステージの上に嘘ばっかりの歌を持っていきたくないなと思っていたら本当のことばかり歌うようになっていました。そのうちどんな歌がかっこいいのか、何を歌えばいいのか全然分からなくなって1年くらい曲が書けなくなってしまった時期がありました。そんな時、「植田さんが思ったもの、今の気持ちそのものを曲に書いたらいいですよ」と言われて作った曲を次にお届けします」。

そう紹介されたのはインディーズ時代唯一のシングル曲「心と体」だ。さらに「S・O・S」「100life」とつなげ、そして本編ラストは「コンセントカー」。アコギを奏でながら、心の中でこれまでの様々な光景を反芻するかのように大切に言葉を紡ぎ、最後はバンドと共にヘッドバンギングを伴うエキサイティングなアクトで締めくくった。

アンコールに応え、彼女特有の照れ隠しなのだろうか?何故かほふく前進でステージに戻ってきた植田は、まずアコギの弾き語りで「夜風」を届けた。その後は再びバンドも戻って隠れた名曲「光蜜」で会場全体を深い感動で包み込んだ。
ここでバンドメンバーの紹介。「もっと弾いて~」という植田のリクエストに応えてそれぞれが洒落たソロを披露。長年ライブや制作に携わってきたキーボードの西村は人気曲「愛おしい今日」を美しいピアノの旋律で奏で、客席を大いに喜ばせた。
そして、植田がMCを続けようと一言発したその時、突然西村がピアノで、この日のオープニングSEでも使用された「星に願いを」を弾き始めた。暗転したホール内にミラーボールから放たれた無数の光が星のように瞬きとても綺麗だ。植田は「何?何?」と驚きの様子。しばらくするとコッペリア(1stミニアルバムのタイトル由来となっているテディベア)が描かれたケーキが登場し、バンドメンバー、オーディエンスから「10周年おめでとう!」の大合唱が届けられた。感動を隠しきれない植田。サプライズの発案者であろう11年支え続けてくれているマネージャーに感謝の意を示し、「こう言う時どうしたらいいか分からない!」と歯がゆさを表しつつも、「おめでとうと言うよりも、ファンの皆さん、バンドメンバー、スタッフ、私を支えてくれている皆さんに対して、これまで本当にありがとうございますという気持ちでいます。これからも私は真っ直ぐに歌を届けていきたいと思っています。願いはまだ叶っていないので、子供の頃からの夢をこれからも一緒に見てください。本当にありがとうございます」。感極まる場面も見せながら、最後は晴れやかな笑顔を咲かせ素直な思いを語った。
そして、「ケーキの甘い匂いと共に最後の曲をお届けしたいと思います。今日は本当にありがとうございました」。そう言ってラストナンバー「変革の気、蜂蜜の夕陽」を力強く歌い上げ、およそ2時間15分に及ぶライブは盛大にクライマックスを迎えた。

アーティスティックでありながら庶民的な魅力も感じさせ、多才で器用になんでもこなすイメージも強い反面、生真面目で不器用な面も感じさせる。そんなヒューマンな彼女が生み出す作品や、ありのままをさらけ出すライブパフォーマンスには、リスナーの心を揺さぶる音楽本来が持つ見えない力が宿っている。
この10年、どんな時も出し惜しみしないし、手を抜かない、いつでも全力で音楽活動に向き合う彼女の姿を目にしてきた。きっと、迷い躓きながらも夢に向かって相当な努力を積んできたことだろう。そうして養ってきた実力を武器に、新しい未来を今後どう描いてゆくのか。引き続き彼女の夢への道を見守っていきたい。
(text by music freak magazine編集部)

[SET LIST]
01.未完成品
02.きえるみたい
03.ハルシネーション
04.センチメンタリズム
05.ミルキー
06. G
07.中華街へ行きましょう
08.シンクロ
09.カーテンの刺繍
10.優しい悪魔
11.愛と熱、溶解
12.壊して
13.旋回呪文
14.メリーゴーランド
15.飛び込め
16.心と体
17.S・O・S
18.100life
19.コンセントカー
(ENCORE)
20.夜風
21.光蜜
22.変革の気、蜂蜜の夕陽

【リリース情報】
8th Single『勿忘にくちづけ』(わすれなにくちづけ)
NOW ON SALE
□初回限定盤
1.勿忘にくちづけ
2.雨にうたえば
3.distracted(ボイスメモ)
4.勿忘にくちづけ -off vo.-

□通常盤
1.勿忘にくちづけ
2.雨にうたえば
3.distracted
4.勿忘にくちづけ -off vo.-

all songs written by 植田真梨恵
初回限定盤のM-3には、作曲時に植田がiPhoneで録音していたデモ音源をそのまま収録。

□初回限定盤 <CD+DVD>
¥1,852(Tax out) / GZCA-4152
初回限定盤 特典DVD
・「勿忘にくちづけ」
・まわりくるめロケ番外編「久留米絣体験」

□通常盤 <CD ONLY>
¥1,200(Tax out) / GZCA-4153
通常盤封入特典
スペシャル映像が見られるパスワード封入
・MV完成披露試写会 ゲスト:車谷啓介(Per)、西村広文(Pf)

→ M1「勿忘にくちづけ」
チョーヤ「夏梅」CMソング https://youtu.be/ozAeeg3C8K0
日本テレビ系「バズリズム02」POWER PLAY
WEBムービー「Kurumekasuri Story お伝さん~久留米かすり物語」主題歌

「勿忘にくちづけ」-蝶矢編-(監督 東市篤憲)
URL https://www.youtube.com/watch?v=Fr62j2BFFMY

植田真梨恵「勿忘にくちづけ」MV
URL https://youtu.be/gbYvL6yyhX0

チョーヤ「夏梅」WEBページ
URL  http://www.choya.co.jp/products/natsuume_special/


【ツアー情報】
植田真梨恵 たったひとりのワンマンライブ vol.3 “good-bye stereotype”

2018.9.22(土) 京都・紫明会館
OPEN 16:30 / START 17:00
(問) サウンドクリエーター 06-6357-4400

2018.9.24(月・祝) 滋賀・豊郷小学校 旧校舎群
OPEN 16:30 / START 17:00
(問) サウンドクリエーター 06-6357-4400

2018.10.6(土) 愛知・クラブクアトロ
OPEN 17:30 / START 18:00
(問) サンデーフォークプロモーション 052-320-9100

2018.10.13(土) 徳島・脇町劇場オデオン座
OPEN 17:30 / START 18:00
(問) デューク高松 087-822-2520

2018.10.19(金) 福岡・久留米シティプラザ 久留米座
OPEN 18:30 / START 19:00
(問) キョードー西日本 0570-09-2424

2018.10.30(火) 北海道・札幌Fiesta
OPEN 18:30 / START 19:00
(問) マウントアライブ 011-623-5555

2018.10.31(水) 宮城・日立システムズホール仙台 交流ホール
OPEN 18:30 / START 19:00
(問) キョードー東北 022-217-7788

2018.11.2(金) 静岡・Live House 浜松 窓枠
OPEN 18:30 / START 19:00
(問) サンデーフォークプロモーション静岡 054-284-9999

2018.11.4(日) 東京・クラブeX
OPEN 16:45 / START 17:30
(問) H.I.P. 03-3475-9999

【イベント出演情報】
8月8日(水)なんばHatch
8月13日(月)なんばHatch
8月25日(土)アリオ倉敷
8月31日(金)新木場STUDIO COAST

【植田真梨恵オフィシャルYouTube チャンネル】
https://www.youtube.com/user/uedamarie
【植田真梨恵オフィシャルサイト】
http://uedamarie.com/
【植田真梨恵オフィシャルブログ】
http://lineblog.me/uedamarie/
【植田真梨恵twitter】
@uedamarie