京都市は7/16(月)に、『京都市政PR動画』に出演するボランティアエキストラオーディションを開催した。動画には、「渡月橋 ~君 想ふ~」で京都を舞台にした楽曲を歌唱し、昨年紅白歌合戦に出場したほか、京都学生祭典への参加、京都観光おもてなし大使就任など、京都と縁が深い倉木麻衣の出演も決定している。
今回、オーディションが行われた会場は京都市国際交流会館。1次選考(書類審査)を通過した40名が参加し、小学生や高校生、大学生や社会人など老若男女の多彩な顔ぶれが集まった。この日のオーディションには、なんと東京から倉木本人が飛び入り参加で出席。「みなさんのことが気になって来ちゃいました」と興味津々な様子だ。
オーディションは4名1組のグループ形式でスタートした。京都市への想いやエキストラ参加への意気込みなど、参加者それぞれが思い思いにアピールした。オーディション中は、参加者の熱意に押され、「京都で一番好きなスポットはどこですか?」「京都ならではの魅力や伝えたいことはありますか?」と、ついつい倉木から参加者に直接質問する場面があった。
また、ある参加者は、「倉木さんと共演したい」という強い想いを胸に、なんとこの日のために広島県から参加。憧れの倉木に対面した感激から言葉が詰まってしまうも、倉木本人の「頑張って!」という一言で、自身の想いを伝えることができたという心温まるシーンも見られた。
2時間にわたるオーディションが終了すると、参加者全員が会場に集合、いよいよ結果発表へ。参加者一同はみな緊張した面持ちで合否の結果を待つ重苦しい雰囲気に。と、その時倉木から驚きの一言が!
「全員合格じゃダメですか?」
この突然のリクエストに動揺するも、審査員である京都市職員が一言、「ぜ、全員合格です!」…とまさかの全員合格宣言。一瞬、会場は驚きと困惑に包まれたが、次第に喜びに変わり、笑顔で全員が全員に拍手するという前代未聞の展開となった。そんなハッピーなムードに包まれながら、最後は全員で記念撮影。動画撮影に向け士気を高め、この日のオーディションが終了した。
なお、『京都市政PR動画』は9月にオンエアされる予定。以下、倉木麻衣、及び参加者のコメントをお届する。
☆倉木麻衣コメント
「参加者みなさんの熱意がとても伝わって感動しました。
今回、審査員ではなかったのですが、思わず「全員合格じゃダメですか?」と言っちゃいました。
ぜひ一緒に良い作品を創れたらと思います。今から動画の完成が楽しみです!」
☆オーディション参加者コメント
「出席予定とは聞いていましたが、まさかまさか!倉木さんが会場にいらっしゃるなんてビックリしました。緊張しすぎて、頭が真っ白になりました」
「とにかくオーディション会場が豪華すぎて、京都市さんはやっぱり違うなと思いました」
「合格できてとにかく嬉しいです!役柄はまだ決まっていませんが、今から役作りを始めます!(笑)」
「倉木さんにお会いできたし、オーディションも合格もできたし大満足です!京都市と倉木さんを改めて好きになりました」
倉木麻衣OFFICIAL WEBSITE
http://www.mai-kuraki.com
MINT mate boxが10月に全国ツアー「MINT mate box organize "GOOD CREW TOUR"」を開催する。
今年4月に開催した初の東名阪ツアーに続く、2度目の自主企画ライブ「cool MINTLIVE」が7月5日 渋谷WWWで開催。チケットはソールドアウトを記録。このライブのアンコールで、バンド史上最長となる全国7ヶ所の企画ツアー「GOOD CREW TOUR(ぐっと くるー つあー)の開催が発表された。
出演は、MINT mate box、そしてこの夏大型フェス出演を控えるギターロックバンドのMOSHIMOが決定している。
10月3日の宮城・enn 2ndを皮切りに10月21日の東京・渋谷CLUB QUATTROまで全国7カ所を回る。YouTubeではツアーのティザー映像を公開中。MINT mate boxとMOSHIMOのオフィシャルサイトでは、本日7月11日より22日までチケットの先行予約を受け付けている。
『GOOD CREW TOUR スペシャルティザー映像』
https://youtu.be/q4ZSy8zghkE
MINT mate box organize "GOOD CREW TOUR"
■2018年10月3日(水)宮城県 enn 2nd
<出演者>
MINT mate box / MOSHIMO
■2018年10月7日(日)愛知県 SPADE BOX
<出演者>
MINT mate box / MOSHIMO
■2018年10月12日(金)福岡県 DRUM SON
<出演者>
MINT mate box / MOSHIMO
■2018年10月14日(日)広島県 HIROSHIMA BACK BEAT
<出演者>
MINT mate box / MOSHIMO
■2018年10月16日(火)大阪府 Shangri-La
<出演者>
MINT mate box / MOSHIMO
■2018年10月19日(金)新潟県 CLUB RIVERST
<出演者>
MINT mate box / MOSHIMO
■2018年10月21日(日)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
<出演者>
MINT mate box / MOSHIMO
MINT mate box PROFILE
mahocato (Vo /Gt)、やすだちひろ(Ba)、KJ(Gt)の3名がSNSでバンドを結成、2017年1月より本格的な活動を開始する。
結成から4ヶ月で初音源となる、1st E.P「present」をタワ-レコードレーベルHere,play pop! よりリリース。
サウンドプロデューサー”ヤマモトショウ(” ex ふぇのたす)を筆頭に、森夏彦(Shiggy Jr.)タイヘイ(ex.カラスは真っ白)らのPOP職人が参加し話題を集め、DAM 6月度「D-PUSH」アーティストへの大抜擢を含めCM、複数の音楽番組の タイアップを獲得。
発売週のタワレコ週間インディーズチャート7位、5/1付オリコン週間インディーズチャート9位を記録るなど 異例のスマッシュヒットを記録。
また、メンバーの”やすだちひろ”は、デザイナー、モデル、インフルエンサーとしても活動するなど個々の幅広い活動から音楽要素が生み出されている。
OFFICIAL WEBSITE
http://mintmatebox.com
OFFICIAL twitter
https://twitter.com/mintmatebox
植田真梨恵が1年振りにニューシングル「勿忘にくちづけ」を7月25日にリリースする。彼女の故郷・久留米の伝統工芸「久留米絣」の PR動画の主題歌として依頼され制作したという今作は、“古き良きものを大切にして人から人へ時代を超えて繋いでいく”というコンセプトに賛同を得て、チョーヤ「夏梅」のCMソングにも大抜擢された、この夏の注目作である。カップリングの「雨にうたえば」「distracted」も含め、話題作ばかりを上映するシネコンではなく、単館の映画館で、派手じゃないが、じんわり深みのある、3本立てのいい映画を観た後のような気分に浸れる、情緒に溢れ、構築美に長けた新作3曲について、本人に話を聞いた。
今回は、「言葉自体を大切にして、必要な言葉だけで、
言葉が心の形をして出てきてくれるとしたら」、
というワードだけで綴って出来た3曲になっています。
●およそ1年振りのリリースになりましたが、完成してみて率直な感想は?
植田:“新しい植田真梨恵”をお届けするという気持ちで制作に臨んだ作品になりました。音楽をずっと好きで、歌が大切だからこそ自分にとって歌の持っている素敵な部分みたいなものを改めて見直して作れた、私自身も繰り返し気持ちよく聴けるものが出来たと思っています。
●“新しい植田真梨恵”を意識してというのは、今年インディーズデビューから10周年を迎える節目というのは何か影響しているのでしょうか?
植田:前作「REVOLVER」はインディーズから続けてきた、音楽だけではない創作活動、例えばジャケットだったり、ミュージックビデオだったり様々なアートワークも含めて、より自分の手で表現した作品になりました。その後に、はじめてのアートワークギャラリーもやらせていただいたし、色々な表現の幅みたいなものを全部閉じ込めた作品を作りあげたという感覚があって。同時期に音楽の面でも、「UTAUTAU」というギターをほとんど持たずにボーカリストに専念するというコンセプトのホールツアーがあり、その後、一番シビアなというか、そぎ落としたような「ラズワルドピアノツアー」があって、自分の中でストイックに音楽という部分に帰ってきた時に、インディーズデビュー10周年だからというわけではなくて、これからシンプルに着実に時間を重ねていく中で、私は何を届けていきたいのかということを考えるようになりましたね。
●1曲目「勿忘にくちづけ」は、故郷・久留米の伝統工芸「久留米絣」のPR動画の主題歌を依頼されて、全く何もないところから作っていったのでしょうか?
植田:はい。地元・久留米の絣という文化はもちろん元々知っていましたし、それを色んな場所で打ち出していこうとしている動きも大阪にいながら感じていました。ふと見ると大阪なのに、福岡県久留米絣っていうような展開をされている若い人向けのお店もあったりして、私自身も可愛いなと思ってアイテムを持っていたりするのでイメージが湧きやすかったです。
●セルフライナーには、「イメージの中では爽やかさと、さりげない和の民族感があって」と書かれていますが、その辺りのイメージをどう曲に落とし込んでいったんですか?
植田:久留米絣は藍染めなんですけど、束ねた糸をところどころ固く括ってから染めることで、染まらない部分ができるんです。その糸を織ることによって模様が入るんですけど、その縦横に織りなされている模様にすごく和を感じるんです。久留米の風景みたいなものを思い返した時、緑と田んぼが広がる故郷の景色は決して都会的ではなくて、古くから営まれてきた日々というものが思い浮かんできて、それが絣の織りなす形と重なったんですよね。人から人へと受け継がれていく愛情みたいな、そういうものが伝わる一曲にしたいと思いましたね。
●アコギを弾きながら、曲と歌詞とが一緒に生まれていったのでしょうか?
植田:どちらかというとイメージが先に浮かんできました。絣もそうなんですけど昔からあるけど今でも通じるというか、平たく言うと絣は丈夫でインディゴで、デニムにも変わる素材でもあるなと思ったりして。同じように曲の方も、現代の日本で聴いても古過ぎない作品にしたいと思いました。だからアルペジオひとつだけでもなく、裏打ちひとつだけでもなく、かと言ってモダン過ぎずっていうバランスの楽曲にしたいというイメージが先にありましたね。
●タイトルの「勿忘にくちづけ」は、花の勿忘草(わすれなぐさ)から取っているんですか?
植田:はい。最初のイメージの中に勿忘草はなくて、藍染めとか、朝焼けの道をしとしとと平坦に日々を送るような、その中でもはたと気がつけば根付いている風習、伝統、誰かの癖みたいなものを感じるイメージで、タイトルは決めずに作り始めました。歌詞とメロディとを書き進めながらBメロに差し掛かった時に、「勿忘にくちづけ」というフレーズとメロディが出てきたんです。歌詞が全編出来上がって、「タイトル何にしよう?」って思った時に、導かれるように出てきた言葉で、不思議でもあり、イメージにもぴったり合ってると思ってタイトルにしました。
●サウンドの方はどのように構築していきましたか?
植田:頭の中に見えているイメージが先にあったので、普段、デモはシンプルにアコギ弾き語りで録ることが多いんですが、今回はアルペジオと裏打ちのリズムどちらか1つだけでは成立しないなと思って、デモの段階からアコギも2本重ねたんです。ピアノの西村広文さんには、「何よりも現代にも通ずる“和”感が大事で、ピアノの旋律で日本の美しいアニメーションを思い浮かべるようなイメージ」とお伝えしました。西村さんは長くラズワルドツアーを一緒にやって頂いていて、その時もわりと抽象的なイメージだけで二人で会話をして、それをお互いに音楽に落とし込んでいくというのが面白いし、ちゃんと受け取ってくださる方でもあるので、今回もすぐにきちんとイメージ通りのものが返ってきました。そこにコンガやシェーカーなどのリズム楽器で“民族”感みたいなものを合わせていったような、アレンジというよりも、本当に「構築していった」というか、この曲を構成するのに必要十分なものだけを録音をしていったという言葉が適した感覚のレコーディングになりました。
●パーカッション類はスタジオで相談しながら入れていったんですか?
植田:はい。こちらもいつもお世話になっている車谷啓介さんに入れて頂きました。なんとなく「シェーカーとかコンガとかギロとか持ってきてください」ってお願いしたら、車谷さんなりに先に曲を聴いた上でこれが合うんじゃないかという楽器を色々持ってきてくださって、中には初めて見る名前も知らない不思議な楽器もありました。例えばBメロの裏に、木霊のような、カラカラと氷がグラスで溶けて水が流れるような音が入ってるんですけど、あれは一見すると貝のような形をした木の実で出来た「パームナッツラットル」という楽器で奏でてくれています。今回はパーカッションの音も全て生で入れて全体が出来上がっていったので、無駄なものはひとつもないし、それぞれの役割みたいなものが面白かったです。
●歌入れはどんな感じでしたか?
植田:覚えてないくらいスムーズでした。気持ちいい楽曲にしたいという気持ちが強かったので、あまり声を張らずに歌おうというところから、必要なハモリのラインも見えていたので、それをなぞらえるように歌っていくという形でした。
●完成した後に、チョーヤ「夏梅」のCMソングに新たに抜擢されたということでしょうか?
植田:そうなんです。思いがけなく不思議な巡り合わせやタイミングでシングルカットが出来て、とても嬉しく思っています。ビルベリーツアー(今年2月〜4月にかけて開催したLazward Piano“bilberry tour”)の中でも核の曲として届けてきた曲だったので、より嬉しかったですね。
●受け継がれていくという今回のテーマと、ご自身の曲が後世に歌い継がれていくような曲になればという思いがリンクしていたりもしますか?
植田:今回そこを特に意識してということはないんですけど、久留米絣に限らず、時代を超えて継がれていく伝統や文化など、最初に生み出した人がいなくなっても残っていくということ自体がテーマにはなっていて、そういう意味では音楽もとても近いと考えていますし、それはやっぱりすごいことだと思っていて、この曲に限らず自分もそういう作品を作っていけたらというのはいつもベースにありますね。
●今回ミュージックビデオ(MV)はどんな感じになりますか?
植田:今までのMVと違うのが、シンプルな演奏シーンのみで作っているところです。思えばこれまでそういうタイプのMVを作った事がなかったと思って、それこそ今回歌を何より大切にして、新しい植田真梨恵をお届けしたいという曲に込めた思いをMVでも表現したいと思ったんです。そこで、ドラマもなければ、オチもない、ただただ演奏しているシーンで作っています。日々何かが作られ営まれているところみたいな、あまり人目につかないんだけど日常の中に在るっていうような、地味なんだけどって所がイメージにあって、国内の廃工場で撮影しました。
●2曲目「雨にうたえば」は、大切な人とケンカした時に書かれた曲ということですが。
植田:言いたいことや言葉って難しくて、何を伝えるべきで、どう伝えたら一番届くのかっていう、気をつけていても漏れ出てしまったり、思いがけずに怒らせてしまったりすることってあるじゃないですか。私も未熟なので人に怒られることもあるんですけど、怒られた後って誰かに話して同調されたり慰めてもらったとしても、なんだか申し訳ないっていうか。逆の立場になった時、私も慰める以上にどうしていいか分からなくて困ったりすることがあるし、結局受けたものを自分で消化しなきゃいけない時間なんだなと思ったんです。人に話して楽になっちゃいけないことっていうか……、自分のために。すごい雨が降りしきるうじうじした気持ちの中、実際外も大雨の日で(笑)、気持ちを整理しながら曲にしていきました。
●そんな時に作った曲が、とってもオシャレな曲に仕上がりましたね。
植田:でも最初出来上がった時は、とても気持ちいいと言えるような曲じゃなかったんですよ(笑)。歌詞は全く手直ししていないんですけど、もっと陰鬱なジメジメとした感じになってしまって、自分ですらプレイバックもういいやって、30秒で聴けなくなるようなドシャ降りの曲だったんです(笑)。晴れ間が差し込むくらい気持ちいい曲になったらいいなと思いながら、試行錯誤してアレンジを進めていきました。
●作詞は、思ったまま、感じたままを吐き出すような作業だったのでしょうか?
植田:そうですね。この曲を書き出した前後くらいから、モチーフが生まれたりすることとか、作詞作曲をしている時間が改めてすごく楽しくなってきたんですね。実は最近、没頭している時間がだんだん少なくなってきちゃって、集中力が昔よりなくなってきているなって感じていたんですよ。昔は一晩中寝なくても、ご飯食べなくても平気なくらい、音楽に限らず、買い物でも、何か物を作ってる時でも、絵を描いてる時でも夢中になれていたんですけど、最近そういう時間が減ってきたなって。それでも作詞作曲に関しては始まったらあっという間に3時間経っちゃうくらい没頭出来るので、やっぱり楽しいなって改めて思えた時期でした。なので歌詞はサラッとというより、味わいながら書いていった感じです。
●作詞作曲に改めて没頭するようになったきっかけは、何かあったんですか?
植田:きっかけというよりも、せかせかするのを止めたというか、気ばかりが焦って身が入らないともったいないと思ったんです。結局、作詞作曲に関してはいつでも集中するし、没頭するから、やっぱり私はこれが好きなんだなっていうことを再確認したという感覚ですね。焦ってる時や締切がある時って、どうしてもそればかり気になっちゃう部分もあるんですけど、そうじゃなくて出来上がってじっくり味わえる達成感や嬉しさみたいな、シンプルに音楽を作る楽しさを作りながら自然と思い出していった感じです。
●今もそれは続いていますか?
植田:はい、継続中です。
●ところで、「雨にうたえば」のアレンジは、アレンジャーさんと相談しながら作りあげていったんですか?
植田:そうですね。うじうじしている部分を晴らすために実験的なことを沢山盛り込んでいくことが最初から見えていたので、気軽にやり取りできるアレンジャーがいいなと思ってjoe daisqueにお願いしました。「モチーフはトロンボーンでこういう曲で」みたいにかなり細かい要素も伝えながらやりとりしていきました。最初はリズムも打ち込んで渡したんですけど、やりとりしていくうちに、晴れすぎないけど決してじっとりしていない微妙なニュアンスを上手く引き出すことが出来た仕上がりになりました。
●最後の方にカエルの鳴き声のような音が入ってますよね?
植田:耳に飛び込んできますよね(笑)。あれはjoe君の趣味です。多分「変革の気、蜂蜜の夕陽」にもカエルみたいなのが入ってるんですよ。あの曲はトラックも多くて200チャンネルくらいあったんですけど、その中にカエルBOXが入っていました(笑)。いつもたくさんのサウンドを作ってきてくれて、担当エンジニアさんは「データが重くてパソコンが止まるんだよ〜」って泣いてますが(笑)、曲に対する溢れる程のアイデアと愛情に感謝しています。
●「雨にうたえば」のヴォーカルを聴くと、表現がより巧みになってきたなと感じますが、ご自身では何か意識されたことはありますか?
植田:しっとりした感じを出したくて、艶っとしながら、落ち着いた雰囲気で歌えたらいいなと思って、マイクを選びつつ歌わせてもらいました。今回のシングルはとことん1曲目に合わせて、リリースは夏ですが、涼しげで、ちょっと雨が降りそうなくらいでもいいな、そんな夏の日もあるよね〜くらいのイメージになるといいなと思って、全体的に声を張らずに歌っています。それはそれで気持ち良かったです。
●3曲目の「distracted」は、どういうシチュエーションで出来ていったのでしょうか?
植田:やっぱりラブソングってすごいな〜と思って……。手紙を書くのと同じように、自分のことをなるべく書かずに、本当に伝えたい言葉、大切なワードだけを丁寧に繋いで一枚の手紙にするような、文章にするような感覚で凝縮された一曲を書きたいなと思いました。久々にそういうラブソング的なものを書こうと試みて出来上がった曲です。
●これまで同じような感覚で作った曲って、他にもありましたか?
植田:とっても偏ったラブソングって、思い返してみるとメジャーデビューしてからはあまりないですよね。『はなしはそれからだ』に入ってる「プリーズプリーズ」はラブソングですけど……。ん〜、結局ちょっと寂しかったりするニュアンスのものが多いんですよね。それこそインディーズ時代に書いていたラブソングは、思いがダダダダダッって漏れているような、本当にただただ書きなぐるような、そしたら5枚綴りの手紙になりましたみたいな、私は今泣いています!みたいな感覚に近かったんですけど(笑)。今回は「勿忘にくちづけ」にも「雨にうたえば」にも通ずるんですけど、言葉自体を大切にして、必要な言葉だけで、言葉が心の形をして出てきてくれるとしたら、と考えながら出てきたワードだけを綴って出来た曲になっています。
●「distracted」は、久しぶりにタイトルを決めるのに時間が掛かったということですが、最終的にこの言葉を選んだのは何故ですか?
植田:タイトルで悩んだのが本当に久々で、「わかんないのはいやだ」の時も若干悩みましたけど、あれはシングルだったし、色んなバランスを見てという決め手があったんですよね。私のクセで、思いつきやインスピレーションを受けたワードから曲を書いて、そのインスピレーションの元になっている言葉を仮のタイトルにしちゃうっていう。「hanamoge」なんかは最たる例で、とりあえず仮で付けたタイトルが、結局それを超える言葉が無いぞっていうことになってしまったっていう。たまにそういうことに陥るんです(笑)。「hanamoge」は特に意味もないし、誰かを傷つける言葉でも、不快に思われる言葉でもないから結局採用したんですけど、今回はさすがに人には言えないようなきつい仮タイトルを付けてしまっていて、もう一度考えるべきだなと思いながら久々に悩んで、最終的にこの言葉がはまる事でこの曲が完成するってタイトルを見つけました。
●逆な言い方をすれば、この言葉(タイトル)じゃないとこの曲は完成しなかったということなんですかね。
植田:そうですね。
●「distracted」はバージョンが2つありますね。
植田:初回限定盤には、自宅でギターを弾きながら作っていた時に、ようやく曲の全貌が見えてきて、さあ一度録ってみるか!と iPhoneのボイスメモで簡易に録音した、まさに生まれたてのデモをそのまま収録しています。通常盤に収録したのは歌とメロトロンのみ、さらにミックスはモノラルでという、潔い仕上がりになっています。
●メロトロンの音が好きということですが、アレンジのイメージは最初からあったんですか?
植田:この曲はわりと自分の癖の中で作ったというか、以前からある引き出しの中で作ったメロディだったので、楽器を選ばないとなと思っていたんです。ピアノで弾いて欲しいけどなるべくサスティーン(響き、余韻)が長く続くものが良くて、かと言ってシンプルなピアノほどオーソドックスなものじゃなく、エレピほど軽いものでもなく、もっと適した形でと考えた時に、「メロトロンがいいな、西村さんどう思うかな」って思いながらメールをしました。それで、メロトロン一発の音色で録ったものを送ってくださったんですけど、ちょっとしっくりこなくて、会社に来ていただいてプリプロルームで一緒に作業をしてもらいました。めちゃくちゃ一生懸命にどうすべきかを探りながら、だんだん進めるうちにイメージしているもの、二人の嗜好も、実際の音も近くなっていって最終的に素敵なものに辿り着きました。
●最初に上がってきた西村さんのアレンジはどんな感じだったんですか?
植田:もっとぶっきらぼうでしたね。西村さんの持ってる繊細な動きとか、ちょっとした迷いみたいなものっていう、生の息づかいのような感じがまだ入っていませんでした。この曲に関しては、一瞬だけ出ちゃった心の迷いのような揺れがむしろ大事な要素だったんですよね。実際、レコーディングでは一発録りで弾いてもらう緊張もあったし、迷いみたいなものも感じられて、この5分間のひととき、その瞬間がめちゃくちゃ大切だったんだな〜と、後々出来上がってみてお互い腑に落ちた感じでした。
●歌も一発録りだったんですか?
植田:はい、ツルっと5回歌って、結局1回目に歌ったものをそのまま使いました。頭でひと呼吸吸い込んでから最後まで、結構息がギリギリの曲なんですけど、とにかく緊張して倒れそうになりました(笑)。歌もメロトロンも全く同じやり方だったので、エンジニアさんもちょっと緊張しつつで、いつも通りを心がけることの難しさみたいな。力を抜く事に緊張するようなレコーディングでした(笑)。ミックスも潔さを大切に、あえて何もしない、あえてモノラルでドン!という落としどころになりました。
●何故かこの曲、聴いてると泣けてくるんですよ。
植田:えっ、どうしてでしょう。やっぱりメロトロンじゃないですか。私はメロトロンの音を聴いた時いつも不思議な気持ちになってしまうんですよ。なんか揺れているし、ピッチもちょっと気持ち悪いしっていうのが、どこか母に抱かれている赤ちゃんの時のような感じというか。まあ、そんな記憶は残ってないですけどね(笑)
●もちろんメロトロンの独特な音色も、植田さんの歌声も、心のひだに触れてくるんですが、歌詞的にも大切な人や大切な時間がある程、時は止められないという現実を思い知らされるといいますか。
植田:ありがとうございます。なんか嬉しいですね、そういう受け取り方をして頂けるのは。聴いてくださった方がそれぞれの感じ方をしてくださるのがいつも楽しみだし、とても嬉しいです。
●さて、今年7月でインディーズデビュー10周年、来年にはメジャーデビュー5周年を迎えますね。
植田:ちょうどこの間7月開催のライブグッズを作っている時に、『退屈なコッペリア』(1stインディーズミニアルバム)のインナーを見たりしていて、手前味噌なんですけど可愛いんですよ! 昔作ったスパンコールをパッと散らして作ってる歌詞カードのアートワークなどが、とても(笑)。自分の趣味でやっている物なのでそりゃ好きでしょうけど、10年前に作ったものを未だに好きだと思えるのは、根本的に好きなものがあまり変わっていないってことなんですよね。色々通る道は沢山あるんですけど、物の考え方とか、アウトプットの仕方とか、癖などは変わらず10年やってきたという気持ちがあるので、この先もあまり変われないかなと思いつつ、何よりも歌が好きっていう強いモチベーションで作り続けていくことが楽しみだし、自分が納得して、やってみたいと思うことであればもっと新しい冒険もしていきたいと思っています。
【リリース情報】
植田真梨恵
8th Single「勿忘にくちづけ」(読み:わすれなにくちづけ)
2018年7月25日リリース
□初回限定盤 <CD+DVD>
品番:GZCA-4152/価格:¥1,852(tax out)
<収録曲>
1. 勿忘にくちづけ
2. 雨にうたえば
3. distracted(ボイスメモ)
4. 勿忘にくちづけ -off vo.-
◇初回限定盤 特典DVD
・「勿忘にくちづけ」
・まわりくるめロケ番外編「久留米絣体験」
□通常盤<CD ONLY>
品番:GZCA-4153/価格:¥1,200(tax out)
<収録曲>
1. 勿忘にくちづけ
2. 雨にうたえば
3. distracted
4. 勿忘にくちづけ -off vo.-
◇通常盤封入特典
スペシャル映像が見られるパスワード封入
all songs written by 植田真梨恵
☆ 「勿忘にくちづけ」
チョーヤ「夏梅」CMソング https://youtu.be/ozAeeg3C8K0
日本テレビ系「バズリズム02」POWER PLAY
WEBムービー「Kurumekasuri Story お伝さん〜久留米かすり物語」主題歌
【ツアー情報】
indies 10th ANNIVERSARY LIVE 「loadSTAR」
2018.7.21 (土) 大阪・Shangri-La
OPEN 18:00 / START 18:30
(問) Shangri-La 06-6343-8601
2018.7.30 (月) 東京・新宿ReNY
OPEN 18:15 / START 19:00
(問) 新宿ReNY 03-5990-5561
【リリースイベント】
7/24(火) 21:00 東京・TOWER RECORDS新宿店 7Fイベントスペース
7/25(水) 18:00 愛知・イオンモール熱田 1F 熱田広場
7/26(木) 18:00 福岡・イオンモール福岡 ウエストコート
7/28(土) 12:00 大阪・イオンモール堺北花田 1Fセンターコート
7/28(土) 16:00 大阪・もりのみやキューズモールBASE 1F BASEパーク
7/29(日) 13:30 東京・新宿某所
【イベント出演情報】
7月16日(月祝)篠島フェス 2018
8月8日(水)なんばHatch
8月13日(月)なんばHatch
8月31日(金)新木場スタジオコースト
【ラジオレギュラー情報】
番組名 「TOKAIRADIO × TSUTAYA LIFESTYLE MUSIC 929」
放送局 東海ラジオ (AM1332kHz、FM92.9MHz、radiko.jp)
植田真梨恵担当 毎週火曜26:30〜27:00
メール marie@tokairadio.co.jp
http://www.tokairadio.co.jp/program/lifestylemusic929/
【植田真梨恵オフィシャルYouTube チャンネル】
https://www.youtube.com/user/uedamarie
【植田真梨恵オフィシャルサイト】
http://uedamarie.com/
【植田真梨恵オフィシャルブログ】
http://lineblog.me/uedamarie/
【植田真梨恵twitter】
@uedamarie
植田真梨恵が、インディーズから数えて活動10年の節目に開催するアニバーサリーライブを、自身のファンクラブ会員向けに無料で全編生配信を行うことが発表された。
大阪、東京で行われるライブが両公演ともチケット発売日に即日完売したことを受けて、実現に至ったとのこと。
生配信されるのは、新宿ReNYで行われる【indies 10th ANNIVERSARY LIVE「loadSTAR」】東京公演で、はじめてのCD作品『退屈なコッペリア』を17歳でリリースした2008年7月30日から、ちょうど10年後である今年2018年7月30日に開催されるライブ。
植田自身「インディーズ時代の自分に恥じない、負けないパワーと熱量のライブをしたい」と語っており、インディーズ時代の楽曲で構成されるという10周年ライブは、当時からのファンにはたまらなく懐かしく、また、メジャーデビュー以降のファンには新しい、そんな貴重な時間となることだろう。
また、ライブに先駆けて発売されるテイクアウトライブカードでは、バックステージ映像の他、ツアー中に発売日を迎える「勿忘にくちづけ」のMV撮影時に360°カメラを使用して収録されたという「勿忘にくちづけ」[VR MOVIE]が配信される予定とのこと。圧倒的なパワーを持ったあの風景を360°あますことなく楽しめる。
「勿忘にくちづけ」MV
https://youtu.be/gbYvL6yyhX0
【植田真梨恵ファンクラブ情報】
OFFICIAL FANCLUB [箱庭+]
※生配信をご覧いただくには、7/28(土)23:59までにご入会、会員復帰のお手続きをお済ませください。
※ファンクラブ詳細はこちら→http://uedamarie.com/hakoniwaplus/
【リリース情報】
植田真梨恵 8th Single『勿忘にくちづけ』(わすれなにくちづけ)
2018年7月25日(水)発売
□初回限定盤
1.勿忘にくちづけ
2.雨にうたえば
3.distracted(ボイスメモ)
4.勿忘にくちづけ -off vo.-
□通常盤
1.勿忘にくちづけ
2.雨にうたえば
3.distracted
4.勿忘にくちづけ -off vo.-
all songs written by 植田真梨恵
初回限定盤のM-3には、作曲時に植田がiPhoneで録音していたデモ音源をそのまま収録。
□初回限定盤 <CD+DVD>
¥1,852(Tax out) / GZCA-4152
初回限定盤 特典DVD
・「勿忘にくちづけ」
・まわりくるめロケ番外編「久留米絣体験」
□通常盤 <CD ONLY>
¥1,200(Tax out) / GZCA-4153
通常盤封入特典
スペシャル映像が見られるパスワード封入
→ M1「勿忘にくちづけ」
チョーヤ「夏梅」CMソング https://youtu.be/ozAeeg3C8K0
日本テレビ系「バズリズム02」POWER PLAY
WEBムービー「Kurumekasuri Story お伝さん~久留米かすり物語」主題歌
【リリース記念イベント】
7/24(火) 21:00 東京・TOWER RECORDS新宿店 7Fイベントスペース
7/25(水) 18:00 愛知・イオンモール熱田 1F 熱田広場
7/26(木) 18:00 福岡・イオンモール福岡 ウエストコート
7/28(土) 12:00 大阪・イオンモール堺北花田 1Fセンターコート
7/28(土) 16:00 大阪・もりのみやキューズモールBASE 1F BASEパーク
7/29(日) 13:30 東京・新宿某所
植田真梨恵オフィシャルサイト http://uedamarie.com/
【ツアー情報】
indies 10th ANNIVERSARY LIVE 「loadSTAR」
2018.7.21 (土) 大阪・Shangri-La
OPEN 18:00 / START 18:30
(問) Shangri-La 06-6343-8601*SOLD OUT
2018.7.30 (月) 東京・新宿ReNY
OPEN 18:15 / START 19:00
(問) 新宿ReNY 03-5990-5561*SOLD OUT
【イベント出演情報】
7月16日(月祝)篠島フェス 2018
8月13日(月)なんばHatch
8月31日(金)新木場STUDIO COAST
【ラジオレギュラー情報】
番組名 「TOKAIRADIO × TSUTAYA LIFESTYLE MUSIC 929」
放送局 東海ラジオ (AM1332kHz、FM92.9MHz、radiko.jp)
植田真梨恵担当 毎週火曜26:30~27:00
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米国バイアコム社傘下のバイアコム・ネットワークス・ジャパン株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:井股 進)が運営する世界最大級のユース向け音楽&エンターテインメント・チャンネル「MTV」は、新しいライブ企画「MTV LIVE PREMIUM」をスタートさせ、第一弾アーティストに倉木麻衣が決定したことを発表いたしました。
MTV LIVE PREMIUM」は、MTVが新たにお届けするライブ企画で、毎回1組のアーティストにフォーカスし、通常のライブとは異なるオリジナリティあふれる企画と演出で貴重なライブ空間をお送りします。
このたび記念すべき第一弾アーティストとして決定したのは、日本をはじめアジアで圧倒的な知名度と人気を誇る、女性ソロシンガーの倉木麻衣です。今年3月に、中国の音楽アワード「第25回 CHINESE TOP10 MUSIC AWARDS第25回 CHINESE TOP10 MUSIC AWARDS」において “アジアで最も影響力のある歌手”を意味する「アジア風雲歌手」を受賞するなど国境を超えて活躍している彼女が、自身初の会場となる舞浜アンフィシアターで、プレミアムなステージをお届けします。
このたびの出演を受けて、倉木麻衣からは以下のコメントが届いています。
「デビュー前から洋楽が大好きな私にとってMTVさんはかけがえのないチャンネルで、日本にいるときだけでなく仕事やプライベートで海外に行ってもついついチャンネルを合わせて楽しませていただいています。
今年の12月からデビュー20周年YEARに入るこの時期に、MTVさんと特別なコラボレーションができること、本当に嬉しく思っています。今回は『MTV LIVE PREMIUM: MAI KURAKI』というタイトル通り、2夜限りの特別な夜を皆さんにお楽しみいただけたら…と私も今からワクワクしています!」
「MTV LIVE PREMIUM: MAI KURAKI」概要
日程:2018年8月4日(土)、5日(日)
会場:舞浜アンフィシアター
時間:
•8月4日(土)18:00開場19:00開演
•8月5日(日)16:00開場17:00開演
チケット料金:9,000円(全席指定・税込)※イベント限定スペシャルグッズ付き
お問い合わせ:インフォメーションダイヤル 03-5793-8878(平日13:00~18:00)
チケット
•ファンクラブチケット先行受付:7月6日(金)12:00~7月10日(火)23:59
URL:https://mai-k.net
•一般受付:7月21日(土)~